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なぜ若者の起業は失敗するのか?

起業 元Livedoor社長のホリエモンこと堀江貴文氏の出現により、若者達がこぞって起業する一種の起業ブームが巻き起こりました。しかし、そんな会社勤めを経験せず会社を興した若者達は今のところかなり苦戦しているのが実情のようです。


しかしそれとは間逆で、シルバー起業と言われる50代から60代以上の人材が起こした会社は、次々と起動に乗り成功を収めているようです。なぜ若者の起業は失敗しシルバー起業は成功しやすいのでしょうか?いろいろと検証していきましょう。


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顧客を持っているケース

起業でも最も成功しやすいのが顧客を持って独立するケースです。長年会社勤めをし、得意先との連携関係を作り、会社から売り上げを持って独立するパターンですが、これならゼロから始める必要は無く、開業当初から売り上げを確保することが可能です。


しかし、当然元所属していた会社の売り上げを抜いていく訳ですので、万全な根回しをしてから独立しないといろんな方面から足元をすくわれてしまいます。


まず若い人材の場合、顧客を持って独立するというのはかなり困難です。その上、地道な根回しや人間関係の形成など人生経験こそがなせる技術ですので、こればかりは若者には絶対マネが出来ません


資金力の差

資金力 大手製造業に勤務していたYさんは、会社からの早期退職の募集に応募し55歳で人材派遣会社を設立しました。Yさんの会社はバブル経済と共に大きく売り上げを伸ばしていた会社でしたので、30~40代の頃は年収が1千万円を軽くオーバーしていたこともあったようです。


しかし堅実なYさんは、着実に預金及び投資で資産を増やし、退職時にはかなりの金額を所持していたようです。そのため開業当初から資金に困ることは無く、豊富な資金と現役時代の人脈を有効活用し、創業5年後には年商10億もの起業に成長したそうです。


人脈の差

大手ゼネコンの営業職として勤務していたMさんは、60歳の定年を迎えた後、数人の知人と建築会社を設立しました。大手のゼネコン勤務だったMさんの顔は広く、独立後はあらゆる会社から声がかかり、瞬く間に仕事が入り受注に困った事がないような状況だったんだそうです。


Mさんは、大手にありがちな上から見下すような態度は一切無く、現役時代は受注が無く困っていた建設会社を積極的に採用していたんだそうです。独立後はそんなお世話になったMさんのためにと次々と発注があり、仕事が多すぎて困るとうれしい悲鳴をあげているそうです。現役時代の小さな積み重ねが定年後に活きてきたケースです。


YさんやMさんのように特に団塊の世代と呼ばれる方々は「とにかく堅実な起業をする」事が大きな特徴になっているようです。若い世代のように勢いで起業するという事は無く、「資金力」と「人脈」をキッチリと形成してから起業する方が多いため、大きな失敗をする事はほとんどありません。


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