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長い間住んでいた地域を離れる

移住 今のご時勢定年後に、新たに仕事をみるけるのはかなり困難な状況ですが、自分が住んでいる地域以外であれば仕事はあるというケースはよくあります。


しかしある程度に年齢になってから、長く過ごした地を離れ全く知らない土地で暮らすというのは、かなり大きな決断が必要です。ですが、本当に今いる地域に住み続けなければならないのか?という見方をすれば、意外と今の地域に住み続けるというのは「小さなこだわり」なのかもしれません。


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今の場所に住み続ける意味

大手家電メーカーの工場勤務をしていたOさんは、大学生の息子を育てるため必死に働き続けました。しかし、息子が大学2年生の頃、本体のメーカーが倒産しOさんが勤めていた工場は閉鎖されることになってしまいました。それと同時にOさんは53歳で職を失うことになってしまった。


新たな職を探し始めたOさんですが、工場しかないような地域のため53歳のOさんに適した職は皆無な状況でした。そのため、Oさんは近くの倉庫でアルバイトを始め、なんとか息子さんの大学卒業までは稼ぎ続けました。


大学を卒業した息子さんは、地元ではなく大阪が本社の企業に就職が決まり、卒業と同時に家を出ることとなりました。家族がいなくなった途端Oさんは、仕事が無い今の場所に住み続ける意味があるのか?という疑問を持つようになりました。


そしてOさんは以前から誘いのあった知人の紹介を受け、九州の会社に勤務することになった。もちろん長く住んでいた地域を離れる不安はあったが、新たな土地で少しずつ友人も増えていき、今は充実した日々を過ごしているようです。


農業への転職

農業 同じく大手家電メーカーの工場勤務をしていたSさんは、本社の経営不振に伴い55歳で会社からリストラされる事になりました。しかし、かねてから定年後は農業で生計を立てたいと考えていたSさんは、地元で再就職先を探すことをせず、すぐに農業が出来る地へ引っ越したんだそうです。


農業未経験のSさんは、周りの農家の方々と上手くコミュニケーションが取れるかどうか不安でしたが、とにかくSさんは真面目に愚直に作物を作り続けました


そんなSさんの姿勢に次第に周りの農家の方々も惹かれるようになっていき、少しずつ徐々にアドバイスをもらえるようになっていったんだそうです。農業を始めてから5年ほど経過し、ようやく農業で暮らせる見込みが立ってきました。


同じ農業仲間との交流も増え、今では事あるごとに仲間同士で集まるようになり、お酒を飲んだりしながら貴重な時間を楽しんでいるようです。



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