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定年後最も求められる能力は?

コンサル 経営コンサルタントや労務コンサルタントのような業務は、ある程度の年齢を重ね経験を積んでいる人達の言葉の方が、断然重みを増すものです。そのため、若い人材よりもむしろ高齢のコンサルタントの方が重宝されるケースが多くなっています。


人生の経験を活かしそこに「資格というエッセンスを加える」事で、より信頼を増すことが可能になります。ここでは定年後にコンサルタントとして活きる資格を紹介していきます。


社会保険労務士

社労士 総務畑で長年働いていたCさんは、定年退職後に社会保険労務士の資格を取得しました。Cさんは長年の経験を活かし労務コンサルタントしていくつかの企業を顧問契約を結び活躍されています。


ただCさんは、長年総務という内勤生活を続けていたため、営業経験がというものが全く無く、顧客の獲得にはかなり苦労したと仰られていました。しかし、思うように顧問先が増えなくても粘り強く続けられたのは、定年退職し年金をもらえる身分となっていましたので、そこまで大きく事業を広げる必要は無いという心のゆとりが大きかったんだそうです。


Cさんは、時には利益を度外視し、労務問題に苦しんでいる社長につきっきりで面倒を見たこともあったんだそうです。そんなCさんの人柄が口コミで広まり、安定した収入を得られる程度の顧客を獲得できたんだとか。


Cさんは「絶対に自分の営業能力じゃ、家族を養い子供を育てるというライフステージでは成功することは出来なかった」と今では口癖のように仰られています。


社会保険労務士は、弁護士や税理士のようにメジャーな資格ではないため、資格取得後の顧客獲得は決して簡単ではありません。しかし、労務問題というとてもデリケートな問題を扱う事も多く、中高齢者のコンサルタントでしかこなせない業務が多数存在する士業です。


そのため定年後に社労士として独立される方が多く、経験を活かせる貴重な資格となっています。もちろん合格率は7%程度と非常に難関な資格の1つですが、1~3年程度の学習で誰でも十分合格は可能なレベルの試験です。


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ファイナンシャルプランナー

FP ファイナンシャルプランナーのDさんは、定年後自宅の一部を事務所に改築し保険の代理店業務を始めたんだそうです。当初は、知人と親戚程度の保険の代理業務を取り扱っていましたが、そのうち近所の家計の相談や保険の見直し、年金の相談などの業務が増えるようになり、現役時代のような多忙な日々を送っているんだそうです。


ファイナンシャルプランナーは、企業ではなく家庭や個人向けコンサルタントが主な業務ですので、Dさんのように定年後にマイペースで業務をこなす方が多くなっているそうです。ファイナンシャルプランナーの知識は、家計に直結する重要なあらゆる要素を網羅していますので、多方面で重宝される存在です。


ファイナンシャルプランニング技能士試験は、1級から3級までがありますが3級程度であれば特に予備知識が無くても1月程度の学習で比較的容易に合格を目指せます。3級でも資格を取得すれば名詞等への記載が可能になりますので、まずは力試し程度に受けてみることをお勧めします(名詞の記載方法に関してはこちらを参照ください)。


もちろん3級試験といえども試験範囲が広く、ほとんど聞いたことも無いような用語が出題されますので、どうしても不安という方はあらかじめ通信講座などを利用することをお薦めします。


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中小企業診断士

中小企業 中小企業診断士は、一般的には独立開業には向いていない資格という評価が定着しています。ですが、それはあくまでも若い世代の話であって、定年退職した高齢者にはとても狙いやすく独立しやすい資格と言えるかもしれません。


まずなぜ中小企業診断士が独立しにくいかというと税理士や社労士のような独占業務というものがありません。そのため純粋なコンサルタントとしての能力でしか仕事を請け負う事が出来ませんので、その点で不利な面を抱えています。


しかし、定年退職し年金や退職金の蓄えがあるのであれば、まったくのゼロの状態からスタートする必要はありませんので、ある意味気楽に始められるという強さはあるでしょう。


長年の経験を活かした中小企業診断士であれば、適切なアドバイスをすることも出来ますし若い社長さんの良き相談役になることも可能です。さらに中小企業診断士という肩書きがあれば、セミナーや公演の依頼が入ることもあるようです。


中小企業診断士は、1次試験に一度合格すれば2次試験に合格するまで3年間は一次試験がパスされる税理士のような科目別合格制度を取っていますので、数年間かけて合格を目指すことが可能です。中小企業の良きアドバイザーとして第二の人生を送るには最適な資格かもしれません。