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自宅開業にお薦めな資格

定年後は、ある程度責任のある仕事をこなしながらも、ゆったりと自宅で開業して過ごしたいという方は多いようです。


そんな自宅開業に向いている資格をご紹介していきます。


行政書士

行政書士 自動車販売業者に勤務していたAさんは、55歳で会社から希望退職の募集に応じる事を決意しました。なぜAさんが希望退職に前向きに応じたかというと、Aさんは在職中に行政書士の資格を取得していて、定年退職後は自宅で開業する事を決めていたからなんだそうです。


Aさんは、会社からの退職金を元手に事務所を興し、現在は依頼に応じ車庫証明や遺産相続、建設業の届出などをこなし現役時代よりも多忙な日々を送っているんだそうです。


事務所は奥様と二人で切り盛りし、今のところ人を雇う予定は無いんだとか。夫婦二人でこなせないほどの業務を受けるつもりはなく、マイペースでの生活に十分満足しているんだそうです。


行政書士は、電子化の流れもあり以前のように「資格を取って運転免許試験場の近くに看板を出しておけば客が入ってくる」というような時代では有りません。


ライバルも増え、競争も激しくなっていますので、誰でも開業すれば成功するというモノではありません。ですが、それほど高望みせず、サラリーマン時代と同じか多少上の収入を得る程度であれば、それほど高いハードルでもありません。


行政書士は資格さえ取得しておけば、いつでも思い立った時に登録し開業する事が出来ますし、平均的な試験の準備期間も1~3年程度となっていますので、定年後とても有利な資格と言えるでしょう。


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税理士

税理士 長年塾の講師として働いていたBさんは、なんと10年という長い受験期間を経て税理士の資格を取得しました。税理士試験は、1科目ずつ合格を狙える科目別の合格制度となっていますので、Bさんのように長期間かけて長い目線での受験が可能な資格です。


そしてBさんは、50歳で講師の仕事を辞めて現在は1人で開業し税理士として活動しているんだそうです。Bさんの顧問契約の取り方には大きな特徴があり、年商レベルで600万円を超えない範囲でのみ顧問を受け入れるんだそうです。なぜBさんは600万円という壁を自ら作ったのでしょうか?


Bさんには、事務所を大きくしたいという欲は一切無く、自分がこなせる範囲内で、しかも自分が担当する顧客には出来る限り最高のサービスを提供したい。Bさんにとってその上限が10社なんだそうです。月5万円の顧問料で10社の顧問を受け入れ、1社減ったらもう1社の顧問を受け入れ、それ以上の依頼がきた時は知り合いの税理士を紹介するんだそうです。


税理士は、長期的目線で受験する事ができ、資格取得後の顧客獲得が他士業よりもしやすいという点で優れています。Bさんのように自分の範囲だけで受注するというスタイルも良いでしょうし、さらに業務を広げるという方向性も考えられます。定年後の自宅開業には最適な資格の1つでしょう。