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定年までにいくら貯めておけばいい?

まず1つ質問をします。


定年までにいくら貯金しておけば老後資金は十分だと思いますか?


1千万円でしょうか?それとも1億円でしょうか?


恐らく著名なファイナンシャルプランナーは明確な数値は示せないでしょう。それは何故なんでしょうか?


年金は必要?

年金 老後の資金はいくら必要なのか?明確な数値が出ないのは「人の寿命は予測できない」からなんです。


60歳で定年を迎え70歳程度で亡くなった場合は、おそらく通常の預貯金と退職金で十分賄えるはずですが、80歳さらに90歳まで生きた場合、本当に1億円単位のお金が必要になるはずです。


一般の会社勤めの方であれば、当然1億円なんて資産を定年までに作ることは出来ませんので、長生きした時に最後のセーフティネットとなるのは「年金」しかないんです。


セーフティネットとなると生活保護も考えられますが、生活保護だって受給者が増えればパンクしてしまうのは火を見るより明らかです。


年金にはケガや病気などで障害を負ってしまった際の障害年金や掛け続けるとかなりお得な付加年金などの制度も用意されていますので、個人事業主の方も国民年金だけは払い続けておくことを強く推奨します。


資産形成は貯金だけでいいのか?

疑問 ここ数年は円高がずっと続いていますので日本円で銀行貯金や郵便貯金を多く持っている人は完全な勝ち組と言えます。


しかしこの円高傾向が長期的に続く保障はありませんし、資産を1つに集めすぎるのは大変危険です。そのため資産はある程度分散しておくことが大事です。この資産を分散する事をポートフォリオと呼びます。


ポートフォリオと言ってもそれほど難しく考える事は無く、まずは普段の生活に必要な生活資金。病気やケガなどの万が一に備える予備資金。そしてレジャーや投資に充てる余裕資金。という3つの資金を日常生活の中で常に分けて考えるクセをつけましょう。


そして最後の余裕資金の中から、最悪無くなっても大丈夫という範囲内の資金を投資に回す事で、運用状況次第では大きなリターンを得ることが出来ます。